日本語と韓国語で異なる 漢字の読み方

語順や文法が日本語と類似する点も多く、外国語の中では比較的に理解しやすい言語であると言われる韓国語。2020年は第4次韓流ブームと呼ばれているらしく、高校生の間でも韓国語の人気は高まっているそうです。

 

そこで今回は、日本語の漢字とは語順が異なる韓国語の単語を紹介したいと思います。

韓国語の中には漢字を起源とする単語が多く存在します。

日本語と同じ語順の例を挙げると、

 

회사(会社)

식사(食事)

공항(空港)

열차(列車)

백화점(百貨店)

など。

 

このように日本語の漢字を韓国語の発音に変えて読むだけで通じる漢字語が多い点も、韓国語が習いやすいと感じる理由だと思います。

 

その反面、意外な読み方をする単語があることをご存知でしょうか?

たとえば、

日本語の「情熱」を漢字の順序のままハングル表記にすると「정열」ですが、それを日本語の漢字に変えると「熱情」となり、単語としての「情熱」とは少し異なる意味になります。もちろん、「熱情」という日本語が存在しないわけでも誤りというわけでもありません。実際に、ベートーヴェンが作曲したピアノソナタを表すときに用いられています。しかし、ではそれ以外で聞いたことがあるかと言われると、やはり「情熱」、韓国語では「열정」が圧倒的に多いのではないでしょうか。

また、「婚約」は「약혼」、日本語の漢字に変えると「約婚」で、これはさすがに一部の特殊な分野を除き、日本語の一般的な会話の中では存在しないに等しいと言えます。

では、これらの韓国語の単語を誤って覚えて使った場合にどうなるか?を考えてみることにしましょう。

男性:僕はあなたに「정열」を持っています。だから僕と「혼약」してください。
女性:はい? もっと韓国語を習ってから再チャレンジしてね!

チャンチャン!

という結果になりかねません。

 

日本語の漢字の順序をそのままでハングルの発音にしようとする場合にときどき落とし穴があること、ご理解いただけましたでしょうか?

 

第4次韓流ブームの今、韓国語が話せるといいことがあるかもしれません。

ではまた次回もお楽しみに!